十人十色のカーテンの楽しみ方
リネンとおいしい時間

十人十色のカーテンの楽しみ方

May, 2016

 

日を追うごとに濃くなる緑を、太陽が照らす眩しい5月。初夏の気候となり、窓を明けて風を通すのが気持ちよい季節になりました。先月よりスタートしたライン「Linen & Decor HOME」より、カーテンのオーダーメードサービスが始まりました。今回のコラムでは、インテリアとして楽しむ Linen & Decor ならではのカーテンの選び方やその効果についてご紹介します。




十人十色のカーテンの楽しみ方
 

―― フェイクカーテンで彩る

ガラス扉越しに見えるライラック色のシアーカーテン。植物の脇にタペストリーのようにシアーカーテンを下げています。実は布巾は実際の窓よりも狭いフェイクカーテンなのですが、リビングへ導かれるようなフォーカルポイントの役目を果たしています。
 


十人十色のカーテンの楽しみ方



―― インテリアとしてのシアーカーテン

視線が気にならない窓には、心地よい風と光を感じるシアーカーテンがおすすめです。リネンの優しいテクスチャーは緑が溢れるリラックスな空間にはぴったり。

アートを飾るように、窓に色を添えることでお部屋の印象をぐっと引き締めたり、遊び心を与える効果もあります。無難な色ではなく、あえて目を引くような気持ちの良いカラーを使って楽しんでみてください。ビビットな色や織柄でもカジュアルになったり、ゴージャスになりすぎることもなく、品のよいインテリアにお部屋をまとめてくれるのもリネンという素材の魅力なのです。

カーテンの裾は長めに仕立てることで、天井も高く見え、ドレープが強調されることで優しく優雅な印象になります。




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―― スッキリとしたインテリアにはシェードカーテンがおすすめ

家具の配置によってカーテンのスタイルを変えてみるのもおすすめです。外からの視線が気になるような窓の場合は、光を通しながらも目線を遮るようなリネンの厚みを考えましょう。窓の面積が広いときには圧迫感を感じさせないように壁と一体化できるようなシャープシェードがおすすめです。




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―― カラーで楽しむシェードカーテン

逆に窓を目立たせたい時には、空間をぱっと明るくしてくれる爽やかな色や好みで織柄を選んでもいいですね。この部屋は書庫として使用していて、様々な文字や色が溢れているので窓辺に視線がいくように無地のカラーシェードを選んでみました。
日が差し込む時間によって変わるリネンの表情は毎日見ても飽きない美しさです。




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―― ベッドルームはリネンの厚さで光を調節

他の窓に比べ、光の問題が重要になるベッドルームのカーテン選び。シアーカーテンは2倍ヒダで少しボリュームを出し、ウエイトのある厚手のリネンと組み合わせて夜の光を調整する工夫をしています。腰窓であっても、あえて床までたらすようにカーテンをかけることで、狭い部屋でも天井を高く、部屋を広く感じさせる効果があります。ベッドリネンやスロー、壁紙の色や柄でインテリアを楽しみたかったので、厚手のリネンカーテンはあえてベーシックな麻色を選びました。裾を麻色の濃淡で切り返しシアーカーテンも同系色でまとめることで、グラデーションカラーを楽しむ窓辺に。このように色の切り替えをデザインとして選ぶ時には、切り返す高さは周囲の家具に合わせるとよいでしょう。

窓は住まう家ごとにデザインもサイズも違います。また生活スタイルや好みも十人十色。先ずは最も身近な窓から、窓を覆うためのカーテンではなく魅せるカーテンに。そんな風に楽しんでみては。