ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1 vol.1
リネンとおいしい時間

ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1
September 2019
text    Mari Matsunaga
photo Sally



今年の母の日ギフトでも好評だったガトーショコラのブランド「yucca」や料理教室を主宰するフードコーディネーターの黒田祐佳さん。料理教室だけでなく普段の食事でもテーブルリネンは必須アイテムと語る祐佳さんに、お気に入りの器とブラックリネンを使った秋のスタイリングを見せていただきました。今回から2回にわたりご紹介します。
第1話は気軽に取り入れられるティーマットから。 


ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1

器とリネン、ガトーショコラで楽しいお茶会
 

「ケーキは白の洋皿と決めず、もっと自由に、いろいろなフォルム、カラーの器に盛り付けてみては?」と祐佳さん。
同じケーキ、料理でも盛る器によって見え方、味の感じ方は変わってきます。季節やメンバー、その日の気分に合わせて、さまざまな組み合わせを試すことで「こんな使い方も素敵!」と器の新たな魅力に気付かされることも多いといいます。

「今回は好きな作家のひとり、二階堂明弘さんのリムが広く、深さのある和食器に盛り付けてみました。存在感のある器がシンプルなケーキの表情を引き立て、温かみのある雰囲気に。濃厚な口当たりのガトーショコラは、電子レンジで少し温め、やわらかな食感を楽しむのもおすすめです」

白釉薬のざらっとしたテクスチャーに、ガトーショコラ表面のマットなカカオパウダーと艶やかなガナッシュ―。色と質感のコントラストがケーキをより一層おいしく見せてくれます。
そして器の下にはブラックリネンのティーマット。ケーキを盛った和食器と洋食器のティーカップ&ソーサーに一体感がでて、お店で供されるような、ほんの少しよそゆきな顔に。


ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1

ひとりのお茶時間もティーマット一枚でちょっと優雅に
 
鮮やかなターコイズブルーに一目惚れしたという、独特なフォルムのカップは鈴木麻起子さんのもの。
「ブルーの器を作る作家はたくさんいますが彼女が作る器の色は唯一無二。不思議とほかの器ともぶつからず合わせやすいです」
和菓子をのせた輪花皿は、浜野まゆみさん作。品のある佇まいで、高台まで輪花形になっている手の込んだ作り。菓子切りは京都に行った際「鍛金工房 WESTSAIDE33」で買い求めたもの。
日本の現代作家の器は、外苑前の「うつわ楓」や九段下の「暮らしのうつわ 花田」など行きつけのお店や、器にくわしいライターの友人から紹介され出合うことが多いそうです。

「ほっとひと息つきたいとき、さっとティーマットを敷くだけでなんだか時間がゆったりと感じられます。小さな和菓子はひとりのお茶時間にもぴったりなのでついつい買ってきてしまいます(笑)」
小石川にある「一幸庵」のわらび餅や季節の生菓子、秋なら「HIGASHIYA」の干し柿とバターを使った柿衣もおすすめとのこと。


ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1

初秋の夕暮れは友人たちを招いてオレンジワインで乾杯!
 
気軽なパーティの始まりは最近お気に入りのポルトガルのオレンジワイン「ART.TERRA CURTIMENTA」と、秋の訪れを感じる前菜から。
ブラックのリムがポイントのグレイッシュなガラスの器に盛ればよりオシャレ度がアップ。大阪のガラススタジオ「fresco」の器は手吹きならではのやわらかなフォルムと美しい発色が素敵です。

「プレースマットより小さいティーマットはカジュアルな集まりのときにもぴったり。夏のイメージのあるガラスの器もスモーキーなカラーなら一年中使え、またブラックリネンと合わせればより温かみのある雰囲気になります」

カラッと揚げたレンコンと茄子と鯵、そしてねっとりとしたいちじく。さまざまな食感を組み合わせたひと品は、バルサミコ酢と粒マスタードで。
祐佳さんの料理はお店で食べるような奥深い味わいなのに、誰でも簡単に作れるよう工夫されていて、おもてなしの時でも自信を持って出せます。


ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1


ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1

 

材料(4人分)
鯵(開いたもの)  4枚            
いちじく      3個            
なす        3本            
れんこん     約5cm             
ベビーリーフ    適量            
 
A
バルサミコ酢    大さじ2
粒マスタード    大さじ1
塩         小さじ1/2
はちみつ      小さじ1

    
作り方
1.鯵に塩少々(分量外)をふり、薄力粉(分量外)をまぶす。
なすは乱切り、れんこんは皮をむき、スライサーで2mm程度にスライスする。
ベビーリーフは洗って水気をきっておく。
2.フライパンに2cmほどの油を熱し、スライスしたれんこんを揚げる。
続いてなすを揚げ(必要に応じて油を足す)、最後に鯵を揚げる。
3.大きめのボウルにAを入れ混ぜる。そのボウルに2とベビーリーフ、4等分したいちじくを加え合える。
 

ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1

鯵の代わりに鰯や鯖を使ってもおいしいです。
お好みで黒こしょうを仕上げに振ると味が引き締まります。




ブラックリネンで秋のおもてなし vol.1


一枚敷くだけで、場の雰囲気も私達の気持ちもぐんと上げてくれるのがテーブルリネンの魅力。
特にプレースマットよりコンパクトなティーマットはおもてなしの時でも毎日の食卓でも使いやすいアイテムです。
「カゴに敷いてパンを盛ったり、テラスでの軽い朝食にも使えそう」と祐佳さんも気に入ってくださいました。
次回はテーブルクロスとナプキンを使ったテーブルコーディネートをご紹介します。
ごちそう感たっぷりの温かな煮込み料理も教えていただいたのでお楽しみに。
 
 

黒田祐佳
フードコーディネーター
料理教室「Fou de FOOD studio」、ガトーショコラブランド「yucca」主宰。
今年10月にはオープンからディレクションを手掛けている「賚果 RAIKA」が銀座に移転オープン。
www.yukakuroda.com
www.yucca-chocolat.com

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