May,2015
毎日のケアタイムといえば、お肌のお手入れを想像する方も多いと思いますが、時間を使って衣類のお手入れをしてみませんか?肌質に合わせて洗顔料をこだわるように、リネンに向いた洗剤を選ぶことで、仕上がりも一段と変わってきます。ヒトテマ(一手間)かけることで毎日を少しだけ幸せにする法則のお話です。
――肌をいたわるように、素材にもまじめに向き合う洗剤選び
最近では、素材や環境に配慮した洗剤が多く出てきています。また、香りが良いものが多いので、自分のお気に入りのものを使って、ヒトテマかける時間を楽しく演出することもおすすめです。毎日リネンを扱う私たちも実際に使っている洗剤の一部をご紹介します。
a:マーチソンヒューム ラグジュアリー ランドリーソーク
→化粧品にも使われるリンス効果の高い植物由来原料もブレンドされているので、肌に触れる大切な衣類に適しています。
b:ソネット ウォッシュリキッド
→すべての原材料が天然成分100%&使用後は生分解し自然に還る成分を使用しているので、赤ちゃんのお肌にも環境にも安心のやさしい仕上がりです。有機認定のラベンダーエッセンシャルオイルのほのかな香りとともに、大切な衣類をふんわり洗い上げます。
c:パーウル ブラック&ダーク
→黒い服の色あせの原因は「服の毛羽立ち」。その服の毛羽立ちに着目し、独自の「カラーフィクシング」技術により、黒い衣類の色あせを防ぎながら洗える洗剤。白い洋服とも一緒に洗えるので便利です。
d:ザ・ランドレス
→ニューヨークでスタートしたファブリックケアのスペシャリティブランド。シフォンやレース、シルクやリネン素材などデリケートな衣類を優しく効果的に洗い上げるためにつくられた洗剤です。仕上がりもふっくらします。
e:ガルザイフェ
→牛の胆汁を原料に混ぜた石鹸。胆汁がもつ酵素の作用によって汚れを落とす力が強化されて、頑固な汚れもきれいに落とします。牛の胆汁というと香りが気になりますが、独特な香りはしないので気兼ねなく使えます。
――目立つ汚れには集中ケア
特に目立つ汚れがついてしまったときには、はじめにしっかり落としてあげましょう。牛の胆汁が配合された「GALLSEIFE(ガルザイフェ)」は、油汚れや血液のシミ、襟や袖口の汚れをよく落としてくれるドイツの石鹸です。ちょっとしたシミはこれで落としてから手洗いを始めます。リーズナブルなのも嬉しいポイントです。
――リネンはホームケアできるので、汗をかくこれからの時期にも気持ちよく使えます
日差しが強くなるこの時期は、さらりとした肌触りのリネンストールが大活躍。エアコンで冷えきった場所では、さっと肩に羽織ることもできる女性の味方です。繊細な素材はドライクリーニングに限定される場合もありますが、汗をかいても家で洗えて、毎日気持ちよく使うことができるリネンストールは夏の必須アイテム。今回は、そんなリネンストールのお手入れ方法をご紹介します。まずは、たらいにお気に入りの洗剤を入れてシャワーで水を注いで泡立てます。今回はふっくら仕上げたかったので「ザ・ランドレス」の「デリケートウォッシュ」を使いました。
――置いておくだけで大丈夫。水がしたたるくらいで干すのがポイント。
フリンジがついたストールは、ほつれや素材のツレができないようにフリンジ部分を内側にして折りたたみ、先ほど泡立てた洗剤の中にゆっくりとつけ込みます。何度も上から押したり、ゴシゴシ洗うのはNG。リネンを水の中で「ゆする」ような感覚で大丈夫です。少しつけ込んだら洗剤を水で流すのですが、絞るようにぎゅっと水気を切らないのがポイント。軽く水分をとるイメージで、上から押してあげましょう。水がぽたぽた垂れているくらいで干せば、重力によって素材が引っ張られてシワが伸びるので、干し上がりが自然と美しくなります。
――きれいに広げて、風とおしの良いところでゆっくり日陰干し
干すときにはしっかりと広げてシワを伸ばしてあげるのが大切です。ゆっくり日陰干しすることで日焼けを防ぎ、自然とシワも伸びるので、乾いたときの仕上がりが全く違います。是非お試し下さい。
――リネン庫はあえて余裕を持たせることでメリットが
きれいに乾いたリネンは収納するときにも一工夫。ぎゅうぎゅうにつめこんでしまうと余計なシワができたり、湿気が溜まったてカビなどの原因になりかねません。あえて空間にゆとりを持たせて収納することで通気性を良くしましょう。きれいに畳んで余計なシワが入っていないリネンは使っていても気持ちがいいものです。特にベッドリネンやテーブルリネンなどの大判なアイテムであればなおさら。
ヒトテマを面倒と思わずに、“生活を楽しむための工夫”ととらえることで、毎日がより幸せで充実したものになると思います。
そんな「幸せの法則」をぜひお試し下さい。