お気に入りと過ごす私の週末
リネンとおいしい時間

もっと気軽に楽しむリネンの魅力 〜第二話〜

January, 2017

 

前回に引き続き、今回のコラムでも、毎日の暮らしの中で楽しむリネンの魅力についてご紹介していきます。


リネンとおいしい時間
 

―― 意外と知らない、リネンという素材の魅力

リネンは、コットンよりも大人っぽく、シルクよりも大げさじゃない、 “控えめな上質感”を与えてくれる素材です。
また、天然繊維の中でもっとも丈夫な素材といわれ、大切に使えば、何年もご利用いただけます。実際に、リネンのアイテムを10年以上使い続けているというお客様も多くいらっしゃいます。 機能的な特徴といえば、その繊維構造です。リネンの繊維は、中心に空間があるため、温度調整に大変優れています。つまり夏は涼しく、冬は暖かいということです。それだけでも十分に魅力的ですが、繊維に含まれるペクチンが汚れを弾き、中空構造のおかげで、水が繊維の奥まで入り込まないので、吸水性が高く、かつ乾きが速い、そして付着した汚れも落ちやすいという、実は大変使い勝手の良い素材なのです。

 

リネンとおいしい時間

リネンとおいしい時間
 

―― リビングの一角を飾って暮らしに楽しみをあたえる

試しに、以前屋外で使っていたガーデンテーブルにリネンを敷いてみました。無機質で味気ないガーデンテーブルが、暖かみのあるサイドテーブルに早変わり。リネンの滑らかな質感が大人っぽく、上品な印象です。一度に全体を変えるのではなく、このように、リビングの一角をデコレーションするところからはじめてみるのをおすすめします。例えばそこに季節の草花を生けてみたり、行事ごとにオブジェを飾ってみることで、暮らしの楽しみにもなります。

 

リネンとおいしい時間
 

―― 想像しているほど慎重にならなくていいリネンのお手入れ

身近な汚れの中で、一番落ちにくいと言われているのが “トマトソース”と“口紅”と言われています。試しにリネンにつけて洗ってみたところ、綺麗に落とすことができました。

先ほども触れましたが、もともとリネンは繊維に含まれるペクチンが汚れを弾き、付着した汚れも落ちやすくしてくれます。
シミがついてしまったら、GALLSEIFE(ガルザイフェ)のような固形石鹸で洗うのが効果的です。もっとひどい汚れには、ぬるま湯に石鹸を溶かし、一時間程度漬け置きした後、洗濯機にかけてください。この手順でおこなえば、たいていの汚れは綺麗に落ちてくれるので、リネンの扱いはみなさんが想像しているほど慎重にならなくて大丈夫です。(シミや汚れは、一旦乾いてしまいますと落ちにくくなりますのでご注意下さい。)

 

詳しいお手入れ方法はこちらのページをご確認ください>>> 「ヒトテマ」〜 幸せの法則 〜

 

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―― それぞれのライフスタイルに合わせた楽しみ方

幼いお子様のいるご家庭では、テーブルクロスは使えないという声も伺います。そういった方には、丈夫で機能的なタオルや、年間通してお使いいただけるスローなど、お子様と一緒にご利用いただけるアイテムから取り入れて頂くのもおすすめです。 それぞれがライフスタイルに合わせてリネンという素材をもっと気軽に楽しんで頂きたい、そんな思いで2回にわたって、リネンの魅力についてご紹介してきました。Linen&Decorのテイストはあくまで一例であり、本当に自分が心地いいな、と思う雰囲気に合わせてご利用いただきたいと思っています。リネンの魅力は奥が深いので、私たちも日々色々な発見があります。
このコラムが、みなさんとリネンを繋げるきっかけになれば嬉しいです。
 

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